用語
用語集
ここでは、HP上で良く使う言葉や専門的な用語について解説
します。
- シンチレーション
シンチレーションもあまり聞きなれない用語ですが、
ダイヤモンドを見れば、あ~これがと思う内容です。
チンチレーションは2つの要素からなります。
・スパークル
・パターン
スパークルはフラッシュの様に光る光です。(ファイヤーは
分散する光でスパークルと異なります。)
良いダイヤモンドが示すスパークルはバランスが取れ、
均一に分布しているものです。
パターンはフェイスUpでダイヤモンドを見たときファセット
表面あるいは、光の反射によって発生する明るい部分と暗い
部分(内面反射により光が漏れると暗くなる)が均一に
見られるかで判断します。
- ファイヤー
ファイヤーは簡単に云うと光の分散(プリズムより光が分散
する状態)ですが、ここでは、もう少し深い内容について
ご説明します。
適切な照明下で良いプロポーション持つダイヤモンドを観察
すると虹色の光を見ることができます。これをファイヤーと
定義しています。
ダイヤモンドの煌めきの多くがファイヤーによるものです。
ファイヤーは4つの要素からなる相互作用です。
・光線のダイヤモンドへの入射角
・光線がダイヤモンドのファセットの内面で何回反射するか?
・ファセット稜線の角度
・光線がダイヤモンドより射出される時の角度
となりますが、詳しい内容は別な機会に致します。 - ブライトネス
あまり聞きなれない言葉ですが結構重要な項目です。
通常ダイヤモンドにはクラウン側より光が入射して臨界角の
範囲外でパビリオンファセットに当たり反射します。次に
反対側のパビリオンファセットで再度臨界角の範囲外で当たる
ことで反射うを繰り返し、光はクラウン側に戻ります。入射
された多くの光は、臨界角の範囲内でクラウンファセットに
当たり宝石外へ射出され皆様の目に現れます。ブライトネスは
ダイヤモンドの持つ秀でた光沢と良好な研磨状態でないと
現れません。また、屈折率の高いダイヤモンドの特性も
相まって他の宝石ではあまり見られないブライトネスが観察
されます。
※臨界角については、後日内容をupします。
- 光沢
反射高原下で観察される物質表面の外観のことを表してい
ます。
ダイヤモンドは透明素材では最高の光沢を持つアダマンティン
光沢を持っています。最高の光沢を得るには素材の硬さが
あることで、最高の研磨より最高の光沢が得られることに
なります。ちなみに不透明素材の金属などはダイヤモンド
以上の光沢が得られるものもあります。 - キャラット
ダイヤモンドの重さを示す値で”ct”で表示します。
1ct=0.2gです。
ちなみにカラーダイヤは希少性が高い為、カラーレスダイヤの
1ctに相当するカラーダイヤは0.3ctと言われて
います。 - クラリティ
ダイヤモンドの表面/内部の特徴を等級化しています。
最高グレードは、表面及び内包物が10倍拡大で確認出来ない
”FL”グレードより肉眼で見える”I”グレードまで11等級に
分かれています。
カラーダイヤのクラリティグレードの多くはSIグレードから
Iグレードが中心です。まれにVS、VVSグレードがあり
ます。 - カラー
カラーレスダイヤのカラーグレードは、無色透明の”D”グレード
より黄色を帯びた”Z”グレードまであります。
”K~M”グレードはカラーダイヤグレードの”Faint
Yellow”グレードに相当、”N~R”は”Very
Light Yellow”グレードに相当、”S~Z”
グレードは、”Light Yellow”に相当します。 - 蛍光
蛍光とは、紫外線に反応した際に出される色で、通常の多くは
青色を発光しますが、無色もあります。カラーダイヤの中では
特異な色も多く、オレンジ・ホワイト・グリーンなどかなりの
色が楽しめます。カラーダイヤの蛍光を見るのもコレクター
の間では楽しみになっています。 - カラーレスダイヤモンド
このHPでは、無色透明のダイヤモンドのことをカラーダイヤ
モンドを区別する為、カラーレスダイヤモンドと表現して
います。ダイヤモンド業界ではホワイトダイヤと表現する
場合もありますが、カラーダイヤではホワイトダイヤも存在
しますので、カラーレスダイヤモンドに統一しています。 - アーガイル鉱山
オーストラリア西部のキンバリー山脈にあるダイヤモンド鉱山
です。AK1と呼ばれる鉱区では1985年より生産が
開始され現在は露天掘りが終了し地下掘削を行っている。
この鉱山はピンクダイヤモンドを産出するのでも有名。
産出量は総生産3000万ctを超す年もありましたが
減少傾向にあります。その中でピンクダイヤモンドの割合は
0.1%と言われています。