カラーダイヤのいろは
カラーダイヤのいろは
1.カラーダイヤとはカラーダイヤには色々なものがあります。
代表的な色としては、ピンク、ブルー、グリーン、イエロー
などがあります。
2.カラーダイヤのクラリティ
カラーダイヤはカラーレスのダイヤに比べ高価な為、クラリティ
の低い原石でも研磨されるので、Iクラスのクラリティでも市場
に多く出回っています。また、カラーダイヤが生成される時に
不純物を含んでいる為、クラリティが低いものが多いとも考え
られています。
3.カラーダイヤの価格
カラーダイヤの価格は条件により変動しますが、いわゆる
ストレート色(単色)と呼ばれるものが一番価値があります。
混色でもパープル、ブルーグリーン/グリーンブルーなどは
価値は変化ありません。単色系では最も高価なものは、レッド/
ブルー/グリーン/ピンク/パープル/イエロー/ブラウンと
なります。まれに純色オレンジもありますが、固体数があまり
ないので外しています。
4.カラーダイヤのカラーグレード
無色透明なダイヤ(以後カラーレス)は無色のDカラーから
黄色味のZカラーまで段階的にランク分けしていますが、
カラーダイヤは、3つの要素からグレード分けしています。
1つは色相、2つめは彩度、3つ目は明度です。少し解りずらい
ので具体的なグレードで説明します。
”Fancy Intense Pink”
の場合色相はピンクが該当します。彩度と明度を表している
のが、Fancy intenseになります。
彩度と明度の関係はちょっと複雑なので簡単に説明するとグラフ
のX軸に彩度、Y軸に明度をとりX軸の左側は鮮やかでない、
右側は鮮やかとし、Y軸の明度は上側が明るい、下側が暗い
とします。
具体的なポジションですが、無色・透明に近いグレードは左側の
上に位置します。左側の下側は暗く光らないグレードになり
ます。上側の右側には無色で鮮やかとなるグレードになりま
すが、現在は、該当するグレードはありません。
見た目で色が付いてくると明度が下がる傾向にありますので、
カラーダイヤの最高グレード(Vivid)は明度が真ん中より少し
下側で&彩度がありますので右側となります。
グレード一覧
Faint<VeryLight<Light<FancyLight<Fancy<FancyIntense<
FancyVivid
となり右側の方が価値があります。
5.カラーグレードの補足
Fancyグレードでも色により違いがあります。
具体的には、ピンクを中心にしてみるとブルーは1グレード程
薄いグレード、イエローやブラウンは1グレード濃い感じ
になります。なぜ、この様に色によってグレードが違って
くるのかは分かりませんが、元々そんなに数多くのサンプルの
無い中でのグレーディング区分だと思いますので、片寄り
があったのではと思います。